オーナーインタビュー
山田 高秀
自分の直感を信じて
諦めず走った事業スタート
エリア:豊橋エリア
名前:山田 高秀(やまだ たかひで)オーナー
インタビュー時期:加盟1年目
年齢:59歳
月商:約62万円
カバーオールとの出会い
このまま終わりたくない
カバーオールを知ったのは新聞の折り込みチラシでした。
前職は車の設計をしていて、フレックスタイムで比較的自由でした。会社からは65歳まで働けると言われていたものの、だんだん閑職というか、冷や飯を食らうような仕事に追いやられてるように感じたんですよね。
しかも、将来を考えた時に65歳まで働けたとしても、年金を貰えるのが70歳ってことになったら、その間の5年はお金がない。「生活できねーじゃん」という結論になりました。
折り込みチラシにくたびれたおじさんのイラストがあるんですが、こんな人でも出来るんだ、と思ったのもありますね。
加盟を決めた理由
ビビッと来たものに行くタイプ
チラシを見てから1日ぐらい考えて、怪しいかどうかは実際に行って確かめるしかないと思い「1回話を聞かせて下さい」と名古屋地区本部の説明会に参加しました。
フランチャイズについては事前知識はほとんど無かったんですが、話を最初に聞いた時に「あ、結構面白いな」と思ったんですよ。なんというか、この事業はニッチを攻めた隙間産業だなぁっていうのが第一印象でしたね。人が集まりにくいからこそ、まとめてパッケージにして販売する。これは面白いじゃんって。
そこから色々調べたんですよ。カバーオールとネット検索すると、中には変な事も書いてましたが、総じてそんなに悪い事は書いてない。僕自身、ビビッときたものに行くタイプだったんで、考えてても仕方ないと思い、名古屋の責任者に、実際に事業をしている人と話がしたいと相談し、紹介してもらいました。
その方と会って、いきなり見せられたのが「こんな稼ぎだよ」という100万ぐらいの収支表を見せられました。話していても、騙しているような感じはせず、素の感じで話をしてくれているように感じました。騙されたら、その時はしょうがないかと、私はここで決断しました。
現状はどうですか?
ここからがスタート
事業が始まったのが8月末。そのタイミングで、コロナや入院などの理由で作業に入れない人が立て続けに現れたため、最初は代行作業ばかりでした。
自分の物件も少しはあったんですけど、ほとんどが代行。これは初めてしばらく経った頃からなんですけど、腕も肩もヒジもヒザも痛くなり、業務量をセーブしてもらった事もありました。早朝5時ぐらいから1時間かけて遠方までヘルプに出たりもしてましたね。
特に冬場は起床して、まずは指を動かす所からなんて日もありました。この頃に、心も折れかけ、年末には一度辞めようかと考えた事もあったんですよね。そんな時に助けてくれたのは、同じ立場である先輩オーナーでした。その人が本当に親身になって話を聞いてくれ、心がスッキリしました。ダメかも知れないという自分を励ましてくれたので、本当に救われました。
6月ぐらいまでは代行作業が続いていたので、ここ数ヶ月で自分の物件が始まり、始まってすぐにパッケージも埋まりました。なので、本当にここからが自分のスタートだと思ってます。
ご家族の反対はありましたか?
絶対騙されてる!!
最初に話した時は、一族郎党から大反対を食らいました(笑)
「そんなうまい話がある訳ないだろう!」と。物知りな長女からは、「営業不要で売上保証?フランチャイズでそんな話聞いた事ないわ!」とかなり説教を食らいました。
東海地区には、名古屋と豊橋に支店があるのですが、私が加盟したら、所属先は豊橋になると言われていました。そこで、改めて豊橋営業所の責任者と会わせて欲しいと面談を申し込みました。家族を説得するためにも、嫁を連れて話を聞きに行きました。自分が怪しいと思っている事を全て自分で聞いてみればいいと話をして。
責任者の宇辰さんには、前振りとして、反対されている事は伝えていたので、いざ行ってみると、彼自身の経験談を話してくれました。実は所長のお兄さんがカバーオールに加盟しているらしく、身内に働いている会社にも関わらず、奥さんに反対をくらったと。身内ですら、そんなものなので、そうじゃなければ反対するのは当たり前ですよね。と言ってくれました。
所長と色々な話をしている時に、以前にご紹介頂いた方がたまたま豊橋営業所の清掃をしていたんですよ!仕込んだのかな?と思うぐらいのタイミングでした(笑)
この方は夫婦で加盟していて、奥様も一緒に来られていたので、直接聞いた方が早くね?となって、妻が疑問を感じている事を、直接奥さんに聞いてもらいました。
実入りはやればやる程入ってくること、その分身体は大変だということ。最初に手持ちがなかったので、1000万ぐらい借り入れてるなんで事まで話してくださって。その完済に7年かかる予定で、今が3年目だと赤裸々に話して下さいました。
今は全ての物件を二人でされているそうで、朝はモーニング、昼はランチを旦那と一緒にしてますよ~と楽しそうに話をして下さいました。
これがあった事で嫁も納得してくれたみたいで、それまでは絶対ダメだと言われてたものが、いいよとなっていました。
ある意味、ラッキーというか、運が味方してくれたように思いましたね(笑)
サービスにおいて心がけていることはありますか?
大切なのは人
やっぱりコミュニケーションですね。結局、人とどのように接するかというのが、全てだと思っています。接し方1つでどっちにも転ぶ。
好意を持ってもらえるか、そうじゃないのか。
デビュー間もない頃に、豊橋のリーダー的存在の方と現場で一緒になりました。その時に「この仕事、何が大事ですか?」と聞くと、「人だよ」と即答されました。その後は全く同じ話。技術は後からついてくる。人とのコミュニケーションが一番大切。そういう意味では、出会いにも恵まれてるのかも知れません。
人との出会いが全てですね。
人生において、今までとの違いは?
経営者としての責任
現実が見えたという所ですかね。
それなりに凹凸はありましたが、何となくこの年齢まで生きてこれたんですよ。そんな中、作業が始まってから身体中が痛くなった時は、人生で初めて「マズイ」と思いました。明日の朝、起きた時に動けなくなったらどうしようと。
もう1つはお客様に迷惑をかけてしまうという所。今まで、サラリーマン時代は怪我をすれば休んでいいよでおしまい。仕事は誰かが引き継いでくれました。でも、事業主となれば、そうはいかない。
なので身体が痛んでる時は毎日不安で夜も眠れませんでした。朝起きて身体が動かなかったらどうしようと。
最初の頃は不安が多かったんですが、最近は慣れてきたというのが正直な所ですね。最初こそはドキドキしましたけど、経営者としては当たり前だと頭を切り替えてからはマシになりましたね(笑)
加盟を検討している人にメッセージ
『万人向けな商売』
加盟を悩んでいるぐらいなら、一度やってみた方がいいよ。ですかね。
意外とこの商売って万人向けかなと思ってます。
大儲けは出来ないけど、大きく減る事もない。そういった意味でリスクが少ないフランチャイズだと思います。身体が資本ですが、身体さえ動けば、収入もちゃんと取れるよ、という所ですね。
本部スタッフより
「そんなうまい話がある訳ないだろう!」特に、奥様、娘さんが加盟に猛反対。そもそも営業不要で売上保証なんてあるわけないと思うのは、当然だと思います。
その後、山田オーナーは、フランチャイズ加盟後の拠点となる豊橋営業所に、奥様を連れて面談に行ったそうです。そこでは責任者の宇辰が対応しました。宇辰自身の経験談を奥様に話したこと、そして、たまたま豊橋営業所に訪れていたご夫婦で加盟されているオーナーさんの話を聞けた事が決め手となって、最終的に奥様の同意を得られたのだそうです。
売上保証が信じられないというのは、我々本部の人間からすると特に驚く事ではなく、普通で考えれば疑うだろうなというのも納得できます。カバーオールの仕組みは他のフランチャイズの常識ではあり得ないことですから当然です。
結果、奥様の理解も得られて加盟した山田オーナーですが、順風満帆に物事が進んだという訳ではありませんでした。まず、第一の壁、体力の壁が訪れます。
起業したのが58歳。山田オーナーは生まれて初めて、身体が動かなくなる感覚を味わったのだそうです。明日の朝起きた時に身体が動かなくなっていたらどうしよう。お客様にも迷惑が掛かってしまう。そんな不安で夜も眠れなかったこともあったそうです。
今は、随分と慣れてきて、加盟当初のような事はなくなったそうですが、加盟当初はドキドキが止まらなかったそうです。
58歳で起業した山田オーナー。加盟を検討されている方には、「身体さえ動けば収入も取れるので、是非頑張ってほしい」とメッセージを送ってくれました。加盟を悩んでいる方には、「万人向けの商売なので是非頑張ってほしいと伝えてほしい」とも付け加えていただきました。山田オーナーの奮闘にこれからもご注目ください!