オーナーインタビュー

城越 悦郎

任された事を確実にやる

多くの経験をした後に選んだ働き方

エリア:高槻エリア

名前:城越 悦郎(しろこし えつろう)オーナー

インタビュー時期:加盟3ヶ月目

年齢:51歳

月商:約58万円

カバーオールとの出会い

様々な経験と生活の変化

 

カバーオールの存在を始めて知ったのは、何か新しい働き口を探している時に見ていたアントレというFCのサイトです。その頃私は、FCオーナーとして営業していた弁当屋を転売し、次の働き口を考えている所でした。なので、起業は頭にありながら、普通の転職活動もしていたような感じでしたね。もちろん説明も聞きに行ったんですが、実は一度説明を聞いてから加盟するまでに4年ぐらいあったんです。

振り返ると長くなるんですが、加盟に至るまでに沢山の経験をしてきました。まずは大学を卒業した時。就職した営業会社は、飛び込みと聞いていたんですが、実際にはテレフォンアポイントがメインで、面白く感じませんでした。ちょうどその時期に、父が高級婦人服の製造販売の仕事をしており、手を怪我したんです。その怪我の影響で、運転がし辛いという話が出たため、新卒で入った会社を数ヶ月で辞め、父の仕事を手伝っていました。その頃は事業を継ぐ気もなく、ただ何となく手伝っていた。それなりに人を雇って売上もあったんですが、バブルが弾け、中国製の安い服の需要が高まってきた頃でした。私が大学を卒業した年の8月、ちょうどお盆休みでお墓参りに出かけた先で、突然父が亡くなりました。急性心不全でした。さっきまで話していた中、急な事だったので、私も驚きました。そこが人生の分岐点でしたね。学生や子供のように、自分だけを考える人生が終わり、家族を守る立場になったんです。

じゃあ何をして働こうという事で、知り合い伝いに市場で果物の販売をしたり、料理が面白いと感じ、飲食店で働いたりしていた中で、最初に勤めたお店で褒められた事に調子に乗り、店長をやるようになりました。しかし、専門的な勉強をしていた訳でもないので、大した料理も作れない。素人に毛が生えた程度だったんですね。そんな飲食をしている中で、結婚をしたり、子供が産まれたりと、生活に変化も訪れていました。

その頃、知り合いがほっかほっか亭(弁当屋)をしてたんですが、当時はコンビニもまだ少ない時代で、儲かっているとの事で、私もチャレンジする事に。それなりに繁盛してました。その後、14年程営業していた弁当屋を転売し、運送会社に就職しましたが、将来的に進展がない事が分かり、再度仕事探しを始めました。その時に天秤にかかったのが、前職の飲食業とカバーオールだったんです。

加盟を決めた理由

これでは上に上がれない

 

トラックの運転手を辞めた後、転職か起業かで悩んでいたと言いましたが、その時、カバーオールの説明会だけでなく、実際の現場経験もさせて頂きましたし、方針発表会の場にも行かせて頂き、沢山の先輩オーナーと話をさせて頂きました。これは本当に良かったです。実際に働いている人から話を聞ける事、さらに加盟もしていない私に現場を見せてくれた事。会社での説明も丁寧で、他のオーナーさんも良い方が多く感じました。

ただ、その時に転職活動もしており、ちょうど上場企業に内定を貰えたんです。これまでの経歴を考えた際に、FCで起業はいつでも出来るが、上場企業で働くのは、今しかないとの事で、そちらを選びました。中途入社をした訳ですが、新卒の子たちと同じ所からのスタート。努力はするものの、先を考えると微妙だなという所でした。基本的に私が転職を考える時は、いつまでもこの仕事が出来るかな?出来そうにないな、じゃあ出来る事をしようという感じだったので、ここも退職を決めました。既に4年が経っていました。

その時、以前に検討していたカバーオールを思い出したんです。加盟しなかったのは、カバーオールが嫌だからではなく、就職との天秤にかけて、会社員を選んだだけでしたので、起業するならカバーオールだという事で加盟を決めました。

たくさん回り道をしてきて、最後に決めたような形ですね。

現状はどうですか?

加盟すぐに妻が倒れた

 

加盟当初は大変でした。そもそも研修開始前に妻がくも膜下出血で倒れたんです。発見が早期だったのと、治療がうまくいったため、今は前より元気になってますけど(笑)

直近の売上ベースで言えば、60万弱まで来ました。3ヶ月でココまで来たのは驚きですね。ただ、現状はルート調整が課題です。最初にある程度の売上を渡されるんですが、必ずしも全てが近くとは限りません。自宅から離れた物件なども入ってくる。私の場合は、まさしくそれがあって、金曜日なんかは移動時間が極端に長い物件もあります。そういった所を本部に相談しながら、調整していくんですね。ただ、以前から知っている先輩オーナーに相談すると「そんなん最初は何でも行かなあかんよ~。とにかく行ってても何とかなるよ~」と言われたので、何が良いのかを考え中っていう所ですかね。まだまだ始まったばかりで、今だけで言えば不安な事も多いですし、時間が解決してくれるのか、本部との相談を続けていく事が良いのか、模索中です。

ご家族の反対はありましたか?

自分の事は自分で責任を取る

 

特になかったですね。城越家は昔から、自由な感じでして、何をするのも自分で決める。その代わりに、責任も全て自分で取るというスタイルなんですよ(笑)

だから娘なんかにも、「好きなようにやったらええやん。その代わり、ちゃんと考えてやりや~」と常々言ってます。そういった感じなので、私がこの事業を始めるという話をした時も、反対というような事はありませんでしたね。

サービスにおいて心がけている事はありますか?

まずは確実にこなす

 

コミュニケーションを取っていく事が大切だという人もいますが、私はすぐにコミュニケーションを取れるタイプではないですし、最初は決められた仕事をする事で手一杯なので、まずは作業で満足して頂いた上で、お客様に寄り添っていきたいと思っています。

おかげさまで最近、「いつも綺麗にしてくれてありがとうございます。」と何件かのお客様から声をかけて頂けるようになりました。

人生において、今までとの違いは?

あまり大きな変化はないかな

 

一番分かり易いのは生活時間が変わったぐらいですかね(笑)

飲食とかは基本的に夜の仕事なので、日中帯の仕事になったというのが一番分かり易い変化かも知れません。

単純に勤務時間や働き方が変わったという感じですね。それ以外に大きな変化は今の所、あんまりないですね。言ってもまだ3ヶ月ですし。余談ですが、食事にお金がかかるようになりました。飲食時代は、まかないがあったので、自分の食事にお金をかける事がほぼなかったんですよね。

加盟を検討している人にメッセージ

『独立の理由をしっかり考える

 

ほんまによく考えた方がいいよって言いたいですね。

僕は前職に不満はあったものの、雇われているというのは、精神的に楽でしたからね。雇われて働くと、嫌な事をしないといけない時もありますけど、自分の行動で大した影響は出ないので、楽なんですよ。そこが自営業をするとなれば、全てが自分の責任ですし、お金もやっぱり、それなりに必要になる。そういった事も踏まえた上で、自分は何をしたくて独立するのか。そこが明確でなければ、やりがいを得る事も難しい気はしますね。

本部スタッフより

元々、お弁当屋さんのフランチャイズ経営を14年間やっていた城越オーナー。お弁当屋さんを他の方に転売した後に仕事探しをしていた時に出会ったのがカバーオールでした。

しかし、すぐに独立したわけではなく、一旦上場企業への転職を決断します。「独立はいつでも出来るけど、上場企業で働くチャンスはそう多くはない。」との思いで上場企業で働くのですが、結果的に4年でその仕事を諦め退職することになります。いつまでもこの仕事を続けられるかと考えた際に、ちょっと厳しいなという結論に至ったそうです。

そこから、カバーオールに加盟することに迷いはありませんでした。上場企業での仕事かカバーオールかを悩んだことはあっても、他のフランチャイズとカバーオールとを悩んだことは一切なかったからです。

ただ、加盟から順風満帆とは行かなかったのです。何故なら、研修開始前に奥様が、くも膜下出血で倒れたからです。今は前よりも元気になっていますが、その当時は本当に大変だったそうです。

直近の売上は加盟3か月で60万円弱まで到達したとの事。ただ、まだまだ作業ルートにも課題があって効率的に動けていないところが課題だと言います。

今は先輩オーナーに相談して色々とアドバイスをいただきながらより良い形を考えている段階だとの事。

加盟を考えている方には「本当に良く考えた方がいいよ」と言いたいと城越オーナーは語ります。「雇われている立場だと嫌な事もやらないといけないですが、楽さもあります。しかし、自営業者はそうは行かない。全てが自分の責任だし、お金も必要になる。そういったことも踏まえて自分は何をしたくて独立するのかは考えてほしい」と続けた城越オーナー。長年個人事業主として活躍されてきたからこそ非常に重みのある一言だなと感じました。これからの城越オーナーの活躍に期待しています。